子連れで海外旅行をする際、何と言っても飛行機対策をどうしようかと悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
特に乳幼児の場合は、騒がないか、泣かないか等、悩みはつきません。
座席選びはその長い旅路の運命を左右する大切なポイントです。
飛行機を知り尽くしたCAが自分だったら選ぶ、子連れにオススメな座席をご紹介します。
前方?後方?どちらを選ぶ?
私は後方座席をオススメします。
比較的前方から座席が埋まっていくため、後方座席の方が空いていることが多いからです。
また前方座席にはビジネスマンが多く見受けられることが多いです。降機が早くできたり、ビジネスクラスに近い空間を好むためかもしれません。
子連れだと特に周りに気をつかう事が多いので、同じ子連れの方がいたり、あまりビジネスマンの近くではない方が気が楽で安心です。
そして、CAとして乗務するたびに感じていた事ですが、不思議と同じエコノミークラスでも、客室後方の雰囲気の方が和やかなことが多いです。空間的に突き当たりである事でリラックス感が増すのかもしれません。
窓側?通路側?どちらを選ぶ?
乳幼児をお連れの場合は通路側をオススメします。
泣いてしまった場合、すぐ席を立てる通路側はやはり便利。
窓側は景色を見る事ができたり、授乳の際周りの視線がある程度遮れるメリットはあります。ただ、フライト時間が長いと離席を自分のタイミングでできる方が便利です。
また、子供は動く人に大変興味を示します。客室の雰囲気が良く見える通路側の方が退屈しのぎになります。横を通り過ぎるCAさんが笑いかけてくれたり、手を振ってくれたりするだけと意外と子供の退屈しのぎはできるものです。
他にも、CAさんのお手伝いや関心を引けるのも圧倒的に通路側の方が受けやすいメリットもあります。
トイレ、ギャレイに近い座席
座席を選ぶ際、トイレやギャレイに近い席がオススメです。
トイレやギャレイの近くには必ずCAさんがいます。
ミルクを調乳してほしい、荷物を取ってほしい、飲み物がほしい、何かアイテムが足りない、自分がトイレに行く際子供を見ていてほしい等、何かとお手伝いをお願いする際に便利です。大人一人では、なんて事ない事が小さな子供がいるとお手伝いをお願いしたい事が多々あるはずです。遠慮せず気軽にお手伝いを申し出ましょう。CAさんたちも子連れのお客様にはより注意をかけてくれるはずです。
また、子供をあやす際、立ってしばらく抱っこしたいときにも、トイレやギャレイの近くは比較的空間が広くあるので立っていても邪魔になることはありません。食事の準備等がない時にはギャレイの中に入れる事もあります。よちよち歩きの時期に飛行機に乗った時は、ギャレイで少し過ごさせてもらった事もあります。長時間は安全上無理ですが、少しでも足がつける空間があると子供の満足度も違ってきます。
バッシネット付き座席
航空会社によって規定は異なりますが、だいたい10kg未満の赤ちゃんが使用できるバッシネットというベット付きの席がオススメです。バッシネットがついている席は壁に面しているため、足元も比較的広くなっています。ただ、機内テレビがアームレストに収納されているため、アームレストが上がらない席が多いので、注意が必要です。子どもの月齢や大きさによっては、次で述べるアームレストが上がる席の方が利用しやすいこともあります。
また、バッシネットが付いている席はその横並びすべて他もバッシネットが付いている席が多いです。同じような子連れの方が隣にいる点では、気が楽で安心できるポイントかもしれません。子ども同士が隣の席で仲良くなることもよくあります。
アームレストが上がる座席
2歳未満で席は持っていないけれど、10kg以上あり、バッシネットも使えない幼児が入る場合、アームレストが上がる席がオススメです。大人2席の間のアームレストを上げると、意外にもかなりスペースができます。抱っこに疲れたら是非使ってみてください。他にも、寝てしまった場合もアームレストが上がると、膝の上に寝かせる際も便利です。飛行機の機種によって同じエコノミークラスでもアームレストの上がる席と上がらない席があるので事前に確認することをオススメします。
まとめ
私は、子連れで旅行する際は機体後方の通路側席でトイレやギャレイに近い席を選びます。そして子どもの月齢によって赤ちゃんだったらバッシネット付き座席を、10kg以上の幼児だったらアームレストの上がる席を選択します。座席によって快適度や便利度はかなり違ってくるので、よかったら参考にしてみてくださいね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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